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5つの秘密

良い家を手にするための5つの秘密

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第三章 エコロジーについて考えよう 環境と白恢に配慮した家づくりの秘密


シックハウス症候群にならないために

 これからの住まいづくりでは、室内の空気が汚染されないよう十分な配慮を行う必要があります。ビニールクロスや合板、塗料や接着剤、防腐・防虫剤などには、人体に重大な悪影響を及ぼす 有害物質が含まれており、それが部屋に充満して、シックハウス症候群を起こす原因になっているからです。
 多くの建築業者は、お客さまに喜ばれるために「節のないもの」「きずのつかないもの」は優れたものだという価値観で材料を選んできました。その結果、新建材やプラスチック製品などを多用 して、化学物質やホルマリンによる室内空気汚染の原因をつくっているのです。最近になって「安全基準」が告知されましたが、規準以下だから安全だという保証はどこにもありません。  
  私は、できる限り土・木・紙などの自然素材を使用した建築をお勤めしてきました。
 新建材やプラスチック製品は、住む人の健康を蝕むと同時に、将来解体する際には大量の産業廃棄物となって環境を汚染します。
 自然素材は人体に無害であるばかりでなく、人をリラックスさせる効果をもたらしてくれます。 解体しても、すべてはやがて自然に還っていきます。
 自然がつくりだした素材以上のものを、人間は決してつくりだすことができません。
 身近にある地元の天然素材をふんだんに活用した家、これこそ人にも地球にもやさしい理想的な健康住宅だと思います。


エコガーデンをつくる(西側の壁ツタは壁面温度を15℃も下げる)

 植物には、人間のストレスを和らげてくれるさまざまな効果があります。樹木が発散するマイナスイオンには精神を静める効果があると言われていますし、木の葉の緑は現代人の疲れがちな目を休めて、疲労を回復させてくれるからです。
 同時に植物には、防風林のように厳しい自然環境から人間や住まいを守ってくれる機能を持っています。
 昔の家やその周辺には、思えば豊かな緑がありました。やがて狭い敷地に大きな家をつくろうとする傾向が強まったとき、住まいのまわりから緑が失われてしまったのです。
 エコロジーが注目される今、私たちはもう一度、植物の特性をうまく活用して、快適な生活が実現できる工夫をするべきではないでしょうか。
 敷地の西側と北側に常緑樹を植えれば、夏の西日対策と冬の北風対策になります。また西側の壁にツタを這わせると、夏の日射をさえぎり、壁面は15℃以上も涼しくなります。南側には常緑樹ではなく落葉樹を植えます。夏場には葉が茂って日光を遮断し、冬場には葉が落ちて暖かい日差しを室内に採り入れることができるからです。たとえば南側のベランダには、藤棚をつくるといいでしょう。そこにブドウの樹をいっしょに植えるのも一案です。ブドウの葉は夏に茂り、冬には見事に葉を落として日光が差し込みます。
 それだけでなく、植物には気化熱による冷却機能があるため、緑を増やせば天然のクーラーとしての役割も果たしてくれます。


水道代0円の雨水を有効利用

 雨の多い日本に暮らして、家庭で雨水を有効利用しないのは、考えてみればずいぶんおかしな話です。
 最近では夏場に降雨量が少ないと、きまって水不足が言われ、地域によっては給水制限が行われることもめずらしくなくなりました。水も貴重な資源ですから、生活者一人ひとりが節水のために工夫をするべき時代に来ているのではないでしょうか。
 そんな意識の高まりから、近ごろでは雨水を利用したシステムも開発されるようになってきました。
 ごく簡単なものは、樋で受けた雨水を小さなタンクに溜めて、植物の水まきや洗車などに使う方法。エコガーデンをつくる際には、ぜひセットでご検討していただきたいシステムです。
 もっと本格的なものとしては、大きな濾過タンクを利用して、雨水を洗濯やトイレの水洗に利用する方法もあります。
 飲食や食器の洗浄、洗面やお風呂用としては、衛生面からも水道水を使用する必要があります。けれど飲料に使える水を、洗濯やトイレにまで利用するのは、思えば贅沢な話です。
 「今日は雨。これでたっぶりと洗濯ができそう」と思えるようになるのが、エコロジーの楽しさと言えるでしょう。
 家を建てられる際には、ぜひ一度、このような雨水利用についてもご検討していただきたいと思います。


生ゴミから有機野菜

 最近では、家庭菜園が増えています。安全でおいしい有機野菜を家族みんなで栽培し、それを食べる楽しさもエコロジーのひとつ。しかも家庭用のコンポストを利用すれば、これまで当然のように捨てていた生ゴミが、肥料という価値のあるものに変身します。その肥料を家庭菜園に利用すれば、わが家の中でみごとなリサイクルがひとつ、完結することになるのです。
 それは、ほんのささやかな試みかもしれません。けれど体験を通じて、工夫すればゴミが減らせることが実感できたら、次へのステップヘ踏み出すことが容易になります。
 たとえば買い物の際には、手提げ袋をひとつ抱えて、包装紙などゴミになるものをなるべく持ち帰らないようにする。あるいは食器洗いの洗剤も、水質を汚染する合成洗剤は使わないようにする…。
 家族みんなが、そんなアイデアを積極的に出し合うようになったとき、本当の意味でエコロジーに配慮した家庭が生まれるのです。


暮らしに安心、快適、経済的なエネルギー

 年々、CO2等の温室効果ガスの排出量増加による地球温暖化の進行が深刻になってきています。猛暑や暖冬に始まり季節外れの台風、冷夏、突然の大雨など身近な気象の異変も、温暖化の影響を受けての現象と言えるでしょう。このまま続くと、生態系に影響がでてきたり、熱帯性の病気が発生したり、穀物をはじめとする食物生産の低下で食料不足になったりと、今の安定した暮らしが少しずつ脅かされていきます。人類の存続の危機と言っても過言ではありません。地球温暖化防止の取り組みは、全世界規模の大きなプロジェクトですが、身近な生活を守るために、私たち個人も温室効果ガスの排出を制限していく小さな心がけが必要になってきました。
 温室効果ガスは、私たちの営みに必要なエネルギーを生み出す時に発生しています。また調理や給湯、冷暖房時など私たちの暮らしの中でも、温室効果ガスが出ています。温暖化防止の取り組みとして、まずは消費エネルギー量を減らすことを考えてみませんか。留守中の待機電力をストップさせる。
冷房は温度設定を1℃高く、暖房は1℃低く設定する。昼間の電力を控え、夜間電力を上手に利用する。このように、日常のライフスタイルを少し見直してみると、必要以上に消費しているエネルギーに気づくと思います。さらに、家庭内のエネルギーを思い切って電気に一本化することで、燃焼ガスの低減だけでなく、火を使わないから安心で、経済的にもお得に省エネ対策が実行できます。ここ近年、多くの方が採用しているエコキュートは、空気の熱を上手に使ってお湯を沸かし使用する電気の3倍以上の熱エネルギーを生みだし、高い省エネルギー性能を誇ります。よってCO2排出量も大幅に減少し、自然冷媒CO2を採用しているため、地球のオゾン層破壊を軽減し地球温暖化を防ぎます。

 私達の住む京都府北部地域においては、実に新築の7割の方がオール電化住宅を採用されています。電気を使えば、輻射熱や燃焼ガスを抑えられるので、空調エネルギーも少なくてすみます。高気密、高断熱工法の住宅と組み合わせれば、省エネルギーが実現できます。

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